準備編 工作編・前編 塗装編 工作編・後編 完成編

3000系製作記

【塗装編】

塗装編の始まりです。上手に塗装できるか不安ですが、ブラスキットの良いところは失敗しても何度でも塗装を落としてやり直しが効くことですね。

●シールプライマーの吹き付け(2000/6/4)

当然ですがシールプライマーを最初に吹き付けます。床下やクーラーにも吹き付けています。

写真の様に3連分の車体・車内壁面など、もれなく吹き付けました。

●京阪特急色マンダリンオレンジの塗装(2000/6/4)

シールプライマーが乾いた後、京阪特急上部のマンダリンオレンジを塗装しました。シンナーで塗料を5倍ほどに薄め、数度に分けて重ね塗りをしました。写真では分かりませんが、車内壁面はアイボリーをマンダリンオレンジの塗装前に塗装してあります。この後マスキングテープでマスキングを行い、カーマインレッドの塗装に入る準備をします。しかし心配なのは天気です。もしかすると秋まで塗装は無理かも知れませんね。

●カーマインレッドの塗装(2000/07/16)

やっと京阪特急の下部色である赤を塗装できました。梅雨明け直前の晴れ間を狙い、3両分を塗装しました。この後、塗装の乾くのを待ってマスキングテープを丁寧にはがします。

●クーラーの塗装(2000/07/16)

同時製作中のNゲージ1900系のクーラーと一緒に塗装をしました。

●磨き出し(2000/07/16)

初めて磨き出しに挑戦しました。マイナスの精密ドライバーで慎重に車番、ドアレール、社紋を磨き出しました。とても気持ちよく塗装が剥がれてくれ、きれいな下地が現れました。

●車体塗装の剥離(2000/7/25)

この写真は間違いではありません。実はこれまで行ってきた車体の塗装があまり納得いく仕上がりでは無かったので、一旦、塗装を剥がすことにしました。筆入れやインレタを貼ってからのでは悔いが残るだろうと思い切って塗装を落としました。本当はいい腕があれば、こんなことをしなくても済むのでしょうが。

●床下・床板・台車の塗装(2000/7/30)

Nゲージの1900系塗装と同時に、3000系も床下等の塗装を行いました。マッハ模型の京阪床下色を使用しています。2枚目の写真は先頭車の床板ですが、ATS車上子も付けています。3枚目は京都模型製の京阪3000系用台車FS-381とKS132Aです。

●車体の手入れと再塗装(2000/8/20)

1度剥がした車体を耐水ペーパーで磨きました。また前回の工作で抜けていた追加の工作も行っています。まずテレビカーのテレビアンテナ台を取り付けました。これは天賞堂のパイプ引き込み口を裏返してハンダ付けし、アンテナ足の太さにピンバイスで穴を拡げています(1,2枚目)。またパンタ台をエポキシ接着剤で取り付けています(3枚目)。これで全ての再手入れが終了し、シールプライマーを吹き付けました。

●車体色の塗装(2000/9/5,11/26)

再塗装を始めるまで非常に間が空きましたが、上部色(9/5)と下部色(11/26)を塗装しました。乾燥後、ドアレール、社紋、車番を磨き出しています。 右の写真は塗装済みの床下と合わせたところです。

●各部の筆入れと手すりの取り付け(2000/11/28,12/1)

屋根の塗装前に車体にクリヤを吹きますが、その前に方向幕部分に黒を筆入れしました。その後洋白線の手すりを乗務員扉と前面扉にエポキシ接着剤で取り付けました。

さらに銀色を前面扉と客用ドア部分に烏口でいれています。また標識灯部分も銀を筆入れしています。そして最後にテレビカーインレタを貼り付けました。

●各パーツの塗装(2000/12/3)

窓サッシには銀色を塗装しました(左)。キットの洋白地肌では質感が無いためです。また幌と貫通扉の渡り板をグレーに塗装しました(右)。

室内用の座席シートはカツミのものです。これに赤を塗装し、乾燥後にカバーの白を筆入れしました。

●「クリヤ」と屋根の塗装(2000/12/5,9)

艶だしと表面保護を目的にクリヤを吹き付けました。16番工作では初めての艶だしで1回目はうまく行きませんでした。気を取り直してもう一度挑戦しました。U20Lさんのアドバイスをいただき、1回目に比べて格段に納得のいく仕上がりになりました。車体にマスキングをして屋根の塗装に進みます。

前面と屋根の境目、妻板の配管部分を丁寧にマスキングを行い、屋根の塗装を行いました。屋根は艶消しの為にフラットベースを少し混ぜています。マスキングテープの粘着度が弱かったため、雨樋部分に少しはみ出していまいました。が、これで塗装は全て終了しました。

工作編・後編で仕上げに入ります。

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