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6000系製作記

塗装編

平年より早く関東地方は梅雨明けしました。今年の関東は晴れる日が多いのですが塗装作業の段取りに手間取り、ようやく7/20に塗装に入りました。

●塗装の開始(2001/7/20)

しばらく車体を放置していたので錆が多く出てしまいました。最初にマッハのブラスクリーンを使用して錆落としから塗装編のスタートです。錆落とし後、しっかり乾燥させてからマッハのシールプライマーを吹きました。

次に車体を塗装しました。今回は試しに下部色である濃緑から塗装を始めました。約4倍に薄め、4回の重ね塗りを施しましています。塗料の乗りはイイ感じで塗装できました。

●上部色の塗装準備(2001/7/21)

上部色塗装の準備です。マスキングテープを正確に貼り付け、歪みのないように気をつけます。特に前面の曲線は目立つ部分でもあるので慎重にカッティングしなければなりません。なおマスキングテープを貼る前に車内色(ベージュ)を塗装してあります。

●上部色の塗装(2001/07/22)

上部色を塗装しました。下部色と同じく4倍希釈で4回塗りを施しています。下部色の濃緑が下地塗装してあるので、薄い感じのするマッハの若草色でもいい感じの色合いになったのではないでしょうか。塗装後、慎重にマスキングテープをはがすと京阪電車各停カラーの車体が登場しました。車番、車紋、Kマークの磨き出しをしてからクリヤ吹きをします。

●磨き出しと方向幕ワクの塗装(2001/07/25,8/5)

磨き出しを行いました。精密マイナスドライバーで慎重に剥がしました。写真では分かりにくいですが、方向幕のワクにシルバーを筆入れしています。

●連結面ドアの塗装(2001/08/13)

連結面のドアにベージュを塗装しました。

●窓サッシ塗装(2001/08/15)

窓サッシの塗装を行いました。厚紙に両面テープを貼り、サッシを並べています。併せて乗務員ドアのサッシも4枚塗装します。シールプライマー塗布後に、シルバー塗装を施しました。

●乗務員扉手すりの取り付け(2001/08/15)

作業の順番が前後していますが、クリヤ吹きの前に乗務員扉の手すりを取り付けました。左右の扉で取り付け方が異なっています。

●ボルスターアンカー(2001/08/15)

塗装編から少し外れますが、今回の6000系工作で出来映えを引き締めるのが特製ボルスターアンカーです。6013×8編成において実車の台車は、京都側から「KW66A-KW66A-FS517A-FS517A-FS517A-FS517C-KW66A-KW66A」となっています。模型において近似の台車はカツミから発売された京阪8000系用なのですが、今回は日光のFS369を全車に使用し、特製ボルスターアンカーを床板に取り付けます。左の写真は完成品で購入した3000系に連結している8552の台車で、FS369に若干形状が異なるボルスターアンカーを合わせてあります(実車はFS517Dです)。特製ボルスターアンカーはその改良版(空気バネが追加)で6000系でもFS369と合わせることでKW66Aに近似となります。

●塗装編の途中で(1)(2001/09/01)

引き続き塗装編から外れた作業です。今回台車の転がりを良くするためにピボット軸車輪を使うことにしました。モア製の軸受けを使用し、日光の台車の軸を2.2mmのドリルで拡げて接着しました。転がりテストはこの後で。

●塗装編の途中で(2)(2001/09/3,4,6,8,10)

写真のボルスターアンカーは6000系のM車に利用することにしました。4両のM車で16個のボルスターアンカーを使用します。床板と高さを合わせるためにヤスリで削りましたが結構手のかかる作業でした。この後M車の床板に接着します。ちなみにT車にはカツミの京阪8000系用台車のボルスターアンカーKW88Bを代用します(FS517は8000系で使うので)。

●クリヤ吹き(2001/09/15)

クリヤ吹きを行いました。今回も納得できるものに仕上がらなかったのですが。

●クーラー塗装(2001/09/15)

クーラーキセの塗装を行いました。クーラーキセは塗装の前に屋根固定用のネジを取り付けてあります。このネジはキット付属のものでは長さがありすぎて室内照明にあたるので、6mm高の細密ネジに換えています。写真では車体に載せていますが、屋根を塗装していないので違和感があります。

●床下塗装(2001/09/17)

床板及び床下機器の塗装です。床板室内は調色したブラウン系。反対側と床下機器はマッハの京阪床下色を使用しています。またスカートと連結器は屋根グレーを使用し、少し明るめにしました。

●ピポット軸車輪への交換(2001/09/22)

ピポット車輪を入手し転がり効果をテストしたところ、抜群の転がりを見せました。この成果からモーター車を除く6両の台車を全てピポット軸に交換することに決定しました。

●屋根塗装(2001/09/23)

屋根の塗装に取りかかりました。前日にマスキングを施し、塗装に備えました。しかしながらスプレーワークの調子がすぐ悪くなり1両塗装するのが限界でした。どうも床板塗装の時に連続して塗装し続けたのがコンプレッサーに悪影響だったようです。塗装できた1両のマスキングテープを剥がすと、ようやく1両の完成が近づいてきたようです。

●塗装再開(2001/10/13)

スプレーワークの故障で永らく塗装作業が中断していました。この際、塗装を本格的にやるためにコンプレッサーとスプレーガンの導入に踏み切りました。塗装工具は別のページで紹介しますが、0.2Mpaの圧力で吹けるスプレーガンとエアタンク、吐出圧力十分のコンレッサーです。

塗装工具が揃ったので、中断していた屋根塗装から再開です。残り7両の屋根を塗装しました。圧力が高く、空気吐出量も多いので短時間で塗装を終えました。7両のマスキングテープを剥がすと・・・。ようやく車体が完成しました。

 

塗装編が終了しました。あとは細々していますが完成に一歩一歩近づく仕上げ工作編です。

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